みなさん、こんにちは。

わたしは鉄道に乗ってどこかに出かけるのが大好きです。

先祖代々、家に車がなく、わたしも家の伝統を守り、車の免許を取らず40有余年生きてまいりました。

家に車がない。そうなるとそこで育った子どもはかなりの確率で鉄道好きになると思うのですが、私もご多分に漏れず、鉄道好きになりました。鉄道は自分の足。自分の身体の一部です。

そんな私がネットでよく見ているのが、鉄道の前面展望ビデオ。こんなんです。

仕事にとりかかる気乗りがしない時は、こんなのを流しながら仕事をしてみるといいですね。

鉄道のリズムで仕事をすること

というわけで、前面展望ビデオを流しながら仕事をする私ですが、あるときこんなことを思いついたのです。

「鉄道のリズムで仕事をしたら面白いのではないか」

具体的には、駅間は仕事をする。停車時は休憩する。

これだけです。さらに、1つの駅間が仕事の1単位としました。

Virtual Train Working

こんな感じです。山手線って停車時間30秒ぐらいなんじゃないと思われるかもしれないですが、そうです。駅間も短く1分から2分です。1-2分仕事して30秒一息つくのです。私は作業ログをつけているので、停車時間内で作業ログをつけます。結構せわしないですが、集中力が長く持たず、同じことを続けるのが苦手な私には向いています。

さきほどの飯田線ですと、駅間も短いところでも2分、長い所だと7-8分。停車時間も駅によっては5分だとか15分あるので、これもまた時によってはちょうど良い塩梅なのです。

職場でこんなビデオ流せないよという方、ごめんなさい。スマホをWifi環境に接続できるのであれば、スマホでこっそりやるのも手です。私の場合は26インチのiMacをノートパソコンの後ろに置いて、運転手気取りでこれをやるのが好きです。

タスクを割り振る

まず、仕事に取り掛かる前に、タスクを割り振ります。こんな感じ。

A社見積 x2
B社ページ制作 x2
自社プロジェクト x2
マエケン運動 x1
A社見積 x2
B社ページ制作 x1
C社企画検討 x2
自社プロジェクト x1
掃除 x1
A社見積 x1
B社ページ制作 x1
C社企画検討 x1
自社プロジェクト x3
掃除 x1

x2 というのは連続で2駅分続けるという意味です。
そして6駅進むと、次は「運動」や「仕事」など、あまり頭を使わずできる作業を入れています。「マエケン運動」はどうなんだというご意見もあるかもしれませんが、そこは自由です。自分にとって最適なプログラムを考えてください。無理なプログラムを組むと息切れします。
この例の場合は、21駅で1クールして、1クール回ったら、また最初から2クール目となります。
1クール内でA社見積は5回、B社ページ制作は4回、C社企画検討は3回、自社プロジェクトは6回、運動1回、掃除2回という具合に仕事をこなしていきます。
自社プロジェクトは重要かつ一番やりたいことなので、一番最後にご褒美的にまとめてやる。ということになってます。
集中したいときは、x10 といったタスクを入れることもあります。

集中力のない時に威力を発揮する

これは私にとってベストな方法でした。
もちろん常にこのやり方でやっているわけではありません。集中力のあるときは1つのことをガーッとやります。主に集中力のないとき、仕事にとりかかるのが億劫なときに、この方法でやります。「A社の見積」が自分にとって気乗りしないという場合も、「神田につくまでの1分間」だけなら頑張れるのです。マルチタスク的に仕事が進みますので、すべてのタスクにおいて、「とりかかる」ことができるのです。ちょっととりかかると、一気に進むということはよくあることではありませんか。

私はこの方法でかれこれ3年続いています。これをわたしは勝手に「Virtual Train Working(略称VTW)と名づけています。

Virtual Train Working(略称VTW)に最適な動画

最後に、VTWに最適なYoutubeの前面展望ビデオをご紹介します。

飯田線(上諏訪-豊橋)

このビデオは最強です。飯田線6時間50分98駅を走破します。完乗するのは至難の技。しかし完乗後の達成感は何ともいえません。雄大な中央アルプス、秘境駅が続く山間部を走りぬけ、東三河の市街地に出て豊橋に至る景色の移り変わりを見ながらの仕事は飽きません。

飯田線(豊橋-岡谷)


飯田線の下り。上りと同じ人の動画。何がいいかって停車時間もバッチリカットされずに残されているところです。休憩時間もきっちり確保できます。

【FullHD前面展望】E231系山手線外回り一周(上野東京ライン開通後)


山手線は鉄板。一周1時間というわかりやすさも好きです。駅間・停車時間とも短いので、じっくり仕事をしたいという時はむきませんが、嫌な仕事にとりかかるときは最適な動画です。
山手線の前面展望は他多数ありますので、お好みの動画をどうぞ。

【2012/5/12】京浜急行前面展望:普通:浦賀→品川


これは私が最初にVTWとして使った路線です。1時間50分という長さも最適で、駅間も2−3分、停車時間も30秒ほどと安定。ペリーが来航した浦賀から緑豊かな三浦半島を通りぬけ、大都市横浜、川崎、東京へと様々に変わる景色も最高です。

前面展望 長良川鉄道 ナガラ300形 304 北濃→美濃太田 2015 1 3

冬の長良川鉄道、最高ですね。雪深い北濃から、雪が殆どない美濃太田までの区間。雪が徐々に減っていくさまが最高です。駅間が比較的長いので、じっくり取り掛かりたい仕事には最適です。

次回(あるのか?!)は、より具体的なVTWの進め方をご紹介します。

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